節約とケチは大違い。結婚後にガッカリしないために金銭感覚はしっかりチェックして

生涯の伴侶を選ぶともなれば、お相手のお金の使い方は最も気になるところです。無駄な散財をしないお相手を選びたいですが、お金の価値観は人それぞれ。また「節約」と「ケチ」の考え方も違います。
結婚後にガッカリしないために、お相手の金銭感覚はしっかりチェックしておきましょう。

 

◆結婚相手に求めるもの「金銭感覚の価値観が近いこと」

「結婚相手を選ぶ際にもっとも重要視することは何ですか?」このような問いにあなたは何と答えますか?人柄・性格・年収・若さ・ビジュアル・身長・出身地・・・たくさんの答えが出てきますが、その中で最も多いものが「価値観が近いこと」です。
ただ価値観と言ってもさまざま。仕事・趣味・人生観・将来へのビジョン・食べ物の趣味・・・その中でも最も重要視するのが金銭感覚です。
すなわち、結婚相手に求めるものの中で最も重要視することは「金銭感覚の価値観が近い」こと。
お金の使い方が合わない相手と結婚するのは不安と多くの人が感じています。

 

◆パートナーとのお金の使い方でもめるケースは・・・

パートナーとのお金の使い方でもめるのは「自分にとっては必要経費なのに、お相手にとっては無駄なこと」であるケース。これが原因でもめて、2人の間に亀裂が入ることもあります。
お金の価値観は個人に依存することなので基準は人それぞれ。とても難しいのです。

○例えば・・・男性「ゲームは必要経費」vs 女性「無駄」

例えば、ある男性がゲームで月に2万円まで課金をしているとします。しかし女性にとっては課金自体が無駄なお金。もっと減らしてほしいと考えています。
しかし男性にとって休日のゲームは全てを忘れられホッとできる時間。癒しのひとときでありゲームに集中することが大切な気分転換になっています。
女性にとって無駄なお金でも男性にとっては必要経費。これはどちらが正しいとか間違っているとかではなく、価値観の違いから生じる考え方の違いです。

○例えば・・・女性「推しは百薬の長」vs 男性「無駄」

もう一つ、女性には好きなアーティストのファンクラブに入会していて、ライブに行きグッズを購入することが唯一の楽しみだとします。グッズで部屋の中が一杯になってもまだ買っています。収納場所に困るため、男性はこれからはグッズを買う頻度を少なくし、これ以上お金をかけないでほしいと考えています。
しかし女性にとっては「推しは百薬の長」でありグッズに囲まれて生活することや、CDやDVDを見ることでモチベーションを維持しています。
これも先程と同様、男性にとって無駄なお金でも女性にとっては必要経費。どちらが正しいとか間違っているとかではなく、何に価値を置くか、価値観の違いから生じる考え方の違いです。

 

◆お相手の価値観を尊重しながら妥協点を探る

何にお金の価値を見出すかは個人の生き方や考え方に大きく依存します。結婚生活で大切なのはお互いを信頼し認め合うこと。夫婦といえども赤の他人ですから、価値観のちょっとしたズレはあって当然なのです。
その埋め合わせをどうやっていくか、どうすれば二人の理想を作り上げることができるか、二人での話し合い、お互いに納得する方向に持っていくことが重要になってくるでしょう。
自分の考え方を相手に押し付けて「これは無駄だからもうやめて」と一方的に言うのは間違っています。お相手にとっては節約したくないしケチりたくない大切なところ。これではお相手は自分を否定されたように感じ、気分を害するでしょう。

○ゲームは12時までとしてみる

上記の場合、以下のように妥協点を見出すことができれば解決に向かうかもしれません。
例えば男性のゲームの場合、夜中に延々とゲームをすると光熱費が無駄にかります。そのまま寝落ちしてしまうとさらに無駄に。また、生活のリズムが崩れて体調を崩す可能性があります。夜の12時までと決めておくのもいいでしょう。
寝ぼけたまま仕事に行って集中力が続かず、結果自分の評価に影響し、給与が減ってしまっては本末転倒です。

○不要なものをフリマアプリで売ってみる

女性の推しの場合、不要となったものや似たようなものをフリマアプリやネットオークションで売れば、少し部屋の中がすっきりするでしょう。
また1回のライブツアーで購入するグッズは3つまでとしたり、工夫する余地はあります。
推しに夢中になるあまり、パートナーよりも推しを優先するようでは、関係がギクシャクしてしまうでしょう。二人の間にヒビが入ってしまったら本末転倒です。

 

◆悩んだら「生活費に手を出さない」「健康を損なわない」この2つは死守!

何かをやめれば、その分のお金は残るかもしれません。しかし自分の精神の支柱だったものをやめるのは相当な覚悟が必要ですし、ダメージも大きいでしょう。お金には変えられないのです。
節約したことでダメージが大きかったり、ケチをしたことで日々の生活が楽しくなくなってしまっては元も子もありません。
程よく節約することが大切。しかしどこまでが「程よく」なのでしょうか。

悩んだ場合は、この2つは絶対に守るべきと考えて、自分達のモノサシに当てはめてみましょう。

○生活費に手を出さない

生活費が無くなるまで自分の価値観を優先してお金をかけるのはNGです。あらかじめ生活費は手を付けずに取っておくなど工夫しましょう。借金はもってのほかです。

○健康を損なわない

健康を損なうまで自分の価値観でお金をかけるのもNG。ファイナンシャル・プランナーの世界では「健康を損なうことが最もコスパの悪い生き方」と言われています。
自分の不注意で病院にかかったり薬を投与したりすることこそ、最もお金と時間の無駄、と心に留めておきましょう。

◆「節約と「ケチ」の違いとは?

「節約」と「ケチ」は全く違うとわれていますが、その線引きはとてもあいまい。自分にとっては節約でも相手にとってはケチと取られることも多いです。個人により考え方が違いますし、だからといって自分の判断基準を押し付けるのも良くありません。
一般的に「節約」と「ケチ」の違いは以下のように言われています。

○節約とは

必要な経費は必要と割り切り、不要な部分を削っていくのが節約です。
自分が日々快適に過ごせなくなったり、相手を不愉快にさせてしまうのは、節約ではありません。
お金を使わない、出さない、ということではなく、使うべきところでは使い、賢い使い方をすることで結果お金が浮くのが上手な節約です。
節約は、他人が「これなら真似できるかも」「自分もやってみたい」と感じます。

○ケチとは

日々の生活が不便になり気持ちよく過ごせなくなるまお金を削るのはケチです。必要な出費まで出し惜しむことは大きな代償があるでしょう。
また、自分の財布のひもは常に固いくせに、他人に出費させようとするなど、ずるいやり方もケチです。ケチは友達や夫婦の信頼関係にも影響します。
ケチは、他人が「これは真似したくない」「自分はやりたくない」と感じます。

 

◆お相手の金銭感覚をチェックするためには?

○育った家庭環境はどうか

お相手の金銭感覚がどうなのかは育った環境が大きく関係します。
例えばお互いに一般的なサラリーマン家庭で育ち、きょうだいも2,3人、住んでいた都市の様子も似ていたのであれば、お相手とあなたの育った環境は近いため、金銭感覚は似ているかもしれません。
一方で、お相手は裕福な家庭に育った、一人っ子で何でも買い与えてもらった、などの場合、あなたよりも大胆なお金の使い方をするかもしれません。ただ、それが自分の収入の範囲でできることであれば問題ないのですが、自分の収入以上にお金を使おうとする人は要注意です。

また、どれだけ教育にお金をかけてもらったかも大きなヒントになります。例えば小学校から大学卒業まで私立に通っていた人は、周りの友達も同様のため、「これが普通の世の中」と思っているふしがあり、そんな生活の中から金銭感覚が出来上がっていきます。
そのため、ずっと公立学校に通って奨学金を借りて大学に通った人や、ひとり親家庭で育ち過度な節約が当り前の生活をしてきた人とは、少し金銭感覚がずれているかもしれません。

○年収がどれくらいなのか、貯金をしているか

お相手の年収がどれくらいなのか、プロフィールで確認しましょう。自分と近い年収であれば生活にかけるお金も近く、金銭感覚も近い可能性大です。
また月々どれくらい預貯金をしてるかも確認できればなお良いです。コツコツと預貯金ができる人はそれだけ堅実な証拠です。

○実家暮らしかどうか

実家暮らしかどうかも要チェックです。実家暮らしの場合、きちんと実家に生活費を収めており、さらに浮いた生活費を預貯金に回すような堅実な人であれば金銭感覚はしっかりしていると考えられます。
ただ、洗濯や掃除などを全て親にやってもらっているのであれば、家事能力は低い可能性があります。  

○趣味にどれだけお金をかけているか

誰でも自分の好きなことにお金をかけたいでしょう。しかしそのかけ方が異常な人もいるため、要注意です。
このような人はパートナーとの快適な生活よりも自分の趣味が優先のため、将来お金の使い方でもめる可能性大です。
快適に過ごすための生活費を必要経費と認識してくれない人は要注意です。

○住居費や食事、洋服などの生活スタイルにどれだけお金をかけているか

自分の収入に見合わない所に住んでいたり、食事や洋服にかなり浪費する人は、収支のやりくりができない可能性があり、要注意です。
逆に住居や食事には興味がなく、洋服だけにお金を使ったり、食事には異常なこだわりを持つのに住む所や洋服には無頓着な人もいます。そのあたりのバランスはよく見ておきましょう。

○見栄を張るくせがある

すぐに衝動買いをしたり、後輩や友人に気前よくおごる癖のある人、自分にに見合わないような高級ブランド品ばかり身に付けている人も要注意です。収支の計算よりも見栄が勝ってしまう可能性があります。

 

◆上手な節約とは?

○通信費・光熱費は安い業者を探す

通信費や光熱費はなかなかカットしずらい要素です。安く利用できる業者やプランが多くありますので利用してみましょう。スマホも使うエリアが限定的ならば格安携帯もおすすめです。

○ポイントを上手く利用する

いつも行くスーパーやドラッグストアではカードを作ってポイントを貯めるとお得です。最近はコンビニのアプリ・クーポンも登場しています。
コツは自分の生活動線の範囲内で「いつも利用する場所」にとどめること。また、買い物はメモを使って無駄のないようにしましょう。

○用もないのにコンビニなどに立ち寄らない

フラッと立ち寄ると必ず無駄なものを買ってしまうコンビニ。誘惑がいっぱいなため、無駄に立ち寄らないことも必要です。

○冷蔵庫にある物を余らせない

日本では食品ロスが大きな社会問題になっています。買った食材を余らせないで使い切ることを考えましょう。得だからと言ってあまり使わないのにメガパックを買うなどは控えましょう。

○お金をかける=楽しい、ではないことを自覚しよう

お金をかけなければ楽しいことができない、という思考回路からは卒業しましょう。賢い人はお金をかけなくても十分楽しむ方法を知っています。
近所の公園に行ったり、自宅で花やハーブを育てたりなど工夫次第で楽しみは増えます。

 

◆それ本当に節約ですか?「時は金なり」

例えば、休日におかずを作り置きしておき、平日にそれらを食べるのは上手な節約方法かもしれません。
しかし、作り置きをするためにはそれに費やす「時間」と「手間」が奪われます。せっかくの休日なのに半分がつぶれてしまうかもしれません。
時は金なりと言います。いくら金銭面で節約ができても、手間も時間もかかることがストレスならば、本当の節約とは言えないでしょう。

大切なのは普段のルーチンを大きく変えずに無駄を省くこと。お金を削ることで生活が不便になったり不快になったりするのは、節約ではなくケチであることを心しておきましょう。

作成:2018.3/19(更新:2021.2/6)

あなたにおすすめの記事