成婚率が高いのは友人の紹介?婚活サービス?

結婚したいけれど、お互いに結婚したいと思う相手に出会える機会が少ない昨今。
周囲のサポートがあり、なんとなく大人になったら結婚できる気がしていた時代と違って、自分でチャンスを掴んでいかないと結婚相手に巡り会えません。
出会いを探す方法としては、友人や知人にお相手を紹介してもらったり、婚活パーティーや結婚相談所などの婚活サービスを利用したりがあります。
ではどちらが効率的に結婚できる可能性が高いのでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の動きも踏まえた婚活実態調査(リクルートブライダル総研)も合わせて見ていきましょう。

 

成婚率が高いのは友人の紹介?婚活サービス?

友人・知人の紹介で結婚につながるか

●知人紹介のお見合い

昔主流だったいわゆる「お見合い」。
お世話好きの親戚や会社関連の人に仲人になってもらい、お相手を紹介してもらいます。
結婚相談所のお見合いと違い、あまり「いいな」と思う人でなくても「会ってみるだけでも」と言われてお見合いする、ということが多いです。
また、仲人をやる年配の方は婚活アドバイザーのようなプロではないため、「後は若い人だけで」と有効なサポートは一切してくれません。
そしてお見合いもその後の展開にもっていくのも自分次第で、お互いにフィーリングが合って結婚を目指している熱量も同じでなければ前に進まないでしょう。
うまくいかなかったときにはお断りしづらいですし、仲人になってくださった方との関係も微妙になってしまいます。
よほど相性とタイミングがよくなければ結婚に至るのは難しいものです。

●友人・知人に紹介をお願いする

友人・知人にお願いして紹介してもらう出会いの方法です。
「出会い」ということに関してはかなり高いでしょう。
問題は紹介してもらった相手が本当に交際相手を探しているか、結婚をしたいと思っているかどうか。
どちらかというと上記の「知人紹介のお見合い」と同じく義理で仕方なく会うことにしたというケースが多い傾向にあります。
その場合は結婚にもちろん繋がりにくいです。30代、40代と年齢があがるほど紹介してもらえる可能性も低くなるでしょう。
また、紹介者の友人の顔を立てることを考えるとお断りがしづらく、断った後は友人同士でなんとなく距離を置いてしまう場合があります。

●友人・知人主催の合コンへ参加する

友人・知人主催の合コンへ参加する

 

友人・知人に知り合いを紹介してもらう形の合コンに参加して出会いを求める方法です。
合コンは結婚というより気軽な出会いを求めて参加することが多いため、何度開催してもらっても費用がかかるだけで成婚にいたるのは難しいでしょう。
ほぼ連絡先交換で終わるか、フィーリングが合った人とデートをしてもなかなか続かない傾向があります。
合コンセッティングサービスなどを利用しない限り、友人・知人の知り合いの紹介も限りがありますし、回数を重ねるごとに義理で参加するメンバーが増えることは否めません。

新型コロナウイルスの影響と婚活実態調査

婚活は結婚相手を見つけること。新型コロナウイルスの感染拡大は、結婚願望をもつ方の意識を大きく変えました。
先が見えない状況で、「結婚するのは難しい」と婚活を諦めた人もいれば、「何が起きるか分からないから今結婚したい」と婚活を始めた人も居ます。
「どのような人生を過ごすのか」とステイホーム中に考えた方もいらっしゃるでしょう。ソーシャルディスタンスなどの経験から新たな価値観も生まれています。
改めてその影響と婚活実態調査の結果を見ていきましょう。

●婚活サービスを利用する方が成婚率は高い

2000年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は1.4%でした。
それが2019年には13.0%に達し、年間婚姻者のうち8人に1人以上の割合で婚活サービスを利用して結婚していることになります。
約20年で婚活市場は大きく広がり、結婚に向けた手段となっているのです。
独身者の利用経験率も右肩上がりに増加傾向で、恋活・婚活をしている独身者の25.5%が婚活サービスを利用しています。
また、2019年には婚活サービス利用者の42.8%が婚活サービスを通じて結婚していることがわかりました。
つまり、婚活サービスを利用すれば4割以上が結婚できているということになります。
友人・知人に紹介をお願いした場合の成婚率が26.7%、合コンで8.7%となっているので、いかに婚活サービスを利用すると結婚に至る可能性が高いかがわかるでしょう。

●婚活を合理的に考える人が増加

婚活サービスの利用による成婚率が高い理由としては、合理性と効率性が考えられます。
お互いに結婚という明確な目的をもって出会いの場に足を運ぶため、いざつき合ってみたら「結婚願望がない」という落とし穴に引っかかることもありません。
また、いつまでに結婚したいというリミットを設けている方も多いので、結婚までにかける時間も必要なコミュニケーションにも曖昧性がなく、効率的なのです。
特に結婚相談所のお見合いは、相手に求める条件をプロフィールで確認し、お互いに条件を意識しながらフィーリングを確かめる出会い。
そこから連絡先を交換して条件をすりあわせる仮交際から気持ちを高める真剣交際へと発展していくため、結婚までの期間が他の婚活サービスより短く合理的です。
職場や親戚、友人とのコミュニティーから外れている場所での出会いのため、友人・知人の目を気にするといった煩わしさもないため、周囲に配慮をする方には最適な手段と言えるでしょう。
30代、40代においてもスマホの普及から、結婚相談所の会員のプロフィールをどこからでも確認できるようになりました。
コロナ禍のオンラインお見合いなども通じて合理的、効率的に婚活が行える仕組みができあがり、気軽に結婚相手を探せるようになったことが婚活サービスを利用する方の増加に繋がったと言えます。

●婚活の阻害ポイントも解消傾向

今ももちろんいらっしゃいますが、婚活サービスの利用を「恥ずかしい」と考えたり、婚活パーティーに参加したり、結婚相談所に登録したりする料金が「高い」といった利用への抵抗を感じることが少なくなってきています。
自治体が婚活に動いていること、コロナ禍でオンライン婚活が普及したことも阻害を解消するポイントになっているのです。
外出自粛期間中は「オンラインデート」などに抵抗を示す人もいましたが、今や主流になりつつあります。
婚活サービスを利用しなければ、結婚相手に出会えない時代がきていること、引いては少子高齢化に多大な影響を与えることを世間が認知してきたということでしょう。
オンライン婚活を効果的に行っていくことにより、出会いの幅や可能性が広がっています。
これによって婚活の阻害ポイントが解消されていけば、さらに婚活サービスが浸透・定着していくでしょう。

●新型コロナの影響による相手へ求める条件の変化

新型コロナの影響による相手へ求める条件の変化

 

新型コロナウイルス感染拡大防止によるステイホーム推奨や緊急事態宣言。「コロナ離婚」「コロナ結婚」という言葉も出てきました。
自宅で過ごすことが増えたことで婚活中の方が結婚相手に求める条件にも影響が出ています。
「経済的安定」は割合的に大きく占めますが、「長時間一緒にいても苦にならない」、「個人の時間を尊重してくれること」など、お互いの距離感を重視している声があがりました。
長い時間を自宅で過ごすことが多いため、改めて結婚相手への条件を考える機会ができたことで、結婚後の生活も想像するに至ったのでしょう。
ソーシャルディスタンスといった新しい生活様式の中で、2人きりで長い時間を過ごしても楽しく穏やかに暮らせる相手なのか、お互いの時間を干渉しすぎず尊重しながら生活できるのかを考えさせられる機会になったと考えられます。
会社に出勤しなくて良い状況になった方は、定年退職後のことも容易に想像できたでしょう。

●新型コロナの影響による婚活サービスへの変化

コロナ禍で飛躍的に婚活サービスを利用する人が増えました。
その中でもオンラインを利用した婚活サービスは、他の婚活サービスよりも比較的気軽に始められる上に、必要以上に時間に縛られず、たくさんの人とコミュニケーションが取れるという点で利用者のニーズに合っています。
調査によると、生活に多大な影響を与えた外出自粛期間中はこれまで利用していた婚活サービスを継続利用していた方々が多く、さほど影響はありませんでした。
しかし、先が見えなくなるにつれて、「人と過ごすことのありがたみ」や「将来を考える機会」が増えたことで、より一層「不安定な世の中での絶対的な味方がほしい」「結婚への移行が高まった」と感じるようになり、オンライン婚活サービスを利用する方が増えています。
未だ感染拡大が続き、抜本的な解決案が見つからない中、今後もさまざまな自粛を行いながらオンラインでの出会いを求める婚活は活性化していくことが考えられるでしょう。

まとめ

コロナ禍でソーシャルディスタンスを取らなければならない中、友人・知人による紹介の機会は少なくなってきていると言えるでしょう。
しっかりと対面で話せる時間を短くとることを考えなければならないため、出会いにも合理性や効率的な方法を求められています。
恋愛をしたい、結婚をしたいと考えている独身者の3人に1人は「オンライン婚活であればコロナ禍でもできる」と答えました。
経済的な不安を感じる中においても、オンラインデートでコミュニケーションを深めるのは、費用を抑えながらできる、周囲の目を気にせず会える、時短で会えるとコストパフォーマンスが高いことに定評を得ています。
新型コロナ感染症は結婚観や婚活サービスに影響をもたらしていますが、友人・知人の紹介より婚活サービスが結婚に繋がりやすい合理性を秘めているというだけです。
本当に結婚したいと考えている方同士が出会えるのであれば、どちらが良いかは一概には言えないでしょう。

 

作成:2020.11/2(更新:2020.11/17)

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