結婚相談所で成婚したカップルは離婚率が低いってホント?

◆増えている!結婚相談所でお見合いをして結婚するカップル

昭和の中期まで主流だったお見合い結婚。しかし1960年代には逆転し、恋愛結婚の割合がどんどん増えていきました。
2015年の「国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、恋愛結婚は全体の約90%を占めています。一方でお見合い結婚は約6%にとどまっています。

最新の調査結果はまだ出ていないため正確には分かりませんが、各結婚相談所の感覚では、ここ最近お見合い結婚の割合がじわじわと増えているとのことです。
効率よく条件の合う人と出会えるうえ、アドバイザーが付くことも大きな理由でしょう。

◆恋愛偏差値の低い人は結婚できなくなってしまった?

1960年代以降、恋愛結婚をするカップルがどんどん増えるにしたがって、お見合いすることに引け目を感じる人も増えていきました。
いまだに「結婚相談所は恋愛結婚できない人が入会するところ」といった偏った見方をする人もいます。しかしそれは、残念ながらある意味あたってもいます。

自分から積極的に恋愛ができる人は、結婚相談所を利用しなくても恋愛できますし結婚もできるでしょう。
しかし、恋愛経験が少ない人や恋愛に自信のない人、いわゆる恋愛偏差値の低い人達にとっては酷な世の中なのです。そのような人達は恋愛や結婚の波に乗れないまま置いていかれてしまったのです。

 

◆恋愛偏差値が低くても結婚したい人は多い現実

かつてお見合いは、恋愛偏差値の低い人達でも結婚させてあげられる仕組みでもありました。周りに独身者がいると、親族や地域のコミュニティの人達が世話を焼いて、お相手探しに協力してくれたものです。
また1970〜1990年代には「女性は企業に就職したらそこで結婚相手を見つけて結婚し、仕事は辞めるもの」という慣例がありました。そのため、女性は社会に出ても「腰し掛けからの寿退社」という時代が長くあったのです。
ですから一般的に就職をしていれば、お相手探しに困らなかったのです。

しかし時代は大きく変わりました。1989年に施行された男女雇用機会均等法により女性の社会進出が進み、社会に出てからさまざまな分野で高い能力を発揮する女性が増えました。結婚しなくても十分幸せな人生が送れるようになりました。

同時に「まだ結婚していないの?」など、個人のプライバシーに踏み込むことはセクハラとされ、ジェンダーレスという考え方も広がりました。
結婚するつもりのない人は結婚しなくてもよい社会にもなりました。

しかし、結婚を望んでいるけれども恋愛弱者という人にとっては出会いのきっかけを大きく失う世の中になってしまったのです。

いまだに未婚男女で結婚を望む人は8割程度いると言われています。この割合は昭和の時代からあまり変わっていないとも言われています。
それなのに結婚しない・できない人が増えているのはなぜか・・・?その理由をたずねると、男女共に最も多い理由が「いいお相手に巡り合わない」でした。
こんな時代の変化もあり、出会いのきっかけを求めて結婚相談所に入会する人はどんどん増えています。

 

◆「生涯未婚率の上昇」や「少子高齢化」が叫ばれるようになってから、お見合い結婚が増えてきた

少子高齢化が大きな社会問題であることが周知されるようになったのも大きいでしょう。「結婚・出産は個人の自由」としながらも、独身者にとってはなんとなく肩身が狭い世の中には変わりありません。

また、結婚を望む人のほとんどは子どもを望んでいると言われています。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、結婚した夫婦の平均の出生数−完結出生児数−は2015年で1.94。これは結婚した夫婦には平均して2人の子どもがいることを表しています。
しかし2019年の全国の出生率は1.36(厚生労働省人口動態統計による)。これはすなわち、少子化の原因は未婚者の増加が原因であることを示しています。

まずは結婚する人を増やさなければさまざまな問題は解決に向かわないことが共通の認識となりました。
その結果、お見合い結婚はじりじりとその数を増やしているのです。

 

◆お見合い結婚の離婚率が低い理由はここにあった!

現代では結婚したカップルの3〜4組に1組は離婚する時代と言われています。
ここで注目なのは、恋愛結婚したカップルが離婚する確率は3割程度なのに対し、お見合い結婚したカップルが離婚する確率は1割程度だとのこと。
正確な統計は出ていませんが、多くの結婚相談所では「一般的に言われるような離婚率ではない」と感じているそうです。
なぜ、恋愛結婚よりもお見合い結婚の方が離婚率が低いのでしょうか。それは、結婚相談所が現代の婚活・結婚事情にマッチしているさまざまな理由があるようです。具体的に見ていきましょう。

★恋愛前提ではなく結婚前提の人しかいない

世の中には、お付き合いだけして結婚する気がない人や、ずるずると同棲を続けていつまでも結婚しない人などがいます。「恋愛を楽しみたい」と言えば聞こえはいいかもしれませんが、結婚したい人にとっては厄介なお相手です。
その点、結婚相談所では結婚を真剣に考えていてそれを前提としている人しかいません。お互いの最終的な着地点が結婚であり、「付き合ってみて良かったら結婚しようかな」のようにあいまいな考え方の人はいません。
ですから恋愛は一旦脇に置いて、結婚相手としてふさわしいか、という視点でお相手を見ることができます。そのため、結婚後に価値観や意見の違いで修復不能に陥ることはありません。これが離婚率が低い理由のひとつとされています。

★経済的に安定している会員が多い

結婚相談所では特に男性の場合、社会的に信用がありそれなりに年収のある人しか入会ができません。そのため、経済的な面では安心な人と出会うことができます。
これは結婚を望む女性にとっては大きなメリットです。そのため、結婚後にお金の話で苦労するということは聞いたことがないくらいです。

★あらかじめお相手の状況が分かる

家族の状況や仕事のことなど、あらかじめ分かったうえでお見合いをするため、トラブルがとても少ないです。
恋愛結婚の場合、結婚後に「こんなはずじゃなかった」「こんなことは聞いていない」などトラブルが起こることがありますが、お見合い結婚であればその点は全く心配いりません。そのため離婚に向かう要因が少ないのです。

★結婚に対するビジョンを確認し合うことができる

独身男女が結婚相手に求めるもので最も重要視しているのが、価値観が近いことです。
金銭感覚や日々の生活、人生観、仕事、親族とのお付き合いなど、お互いの価値観の違いが大きければ、結婚生活はなかなか上手くいきません。
その点、お見合いではお互いの将来に対するビジョンを確認し合うことができます。ビジョンの近い人と一緒になるケースが多いため、離婚率は低くなるのです。

★恋愛弱者でもアドバイザーのサポートを受けながら進められる

結婚相談所に入会する人の中には、恋愛経験が少なかったり、自分の恋愛に自信がなかったりする人もいます。
しかしいざ交際が始まれば主体性が求められます。しかし経験がないため、主体的に動くことができません。そんな時にアドバイザーから助言をもらうことができます。
デートや服装に関する細かいことなど、親族や友人に相談しにくいことでもアドバイザーなら過去の経験からプロの視点でアドバイスをしてくれます。このようにアドバイザーと二人三脚で見つけたお相手ですから、結婚後も上手くいくのです。

★交際期間が短く、気持ちが揺れ動く期間がない

恋愛結婚の場合、交際期間は1〜3年と言われています。その間にお互いの気持ちが揺れ動いて別れてしまうカップルもいます。
最近は「恋愛期間のやりとりが面倒」と感じる人が増えています。理由は、しょっちゅう合わなくてはならないし、記念日にはプレゼントを用意するなど気を使うことが多く、自分の時間もお金も必要位以上に減るからとのこと。
その点、結婚相談所でのお見合い結婚なら、真剣交際開始からプロポーズまでだいたい半年程度。だらだらと長い交際期間を経る必要はありません。
そのためか、結婚してから恋人のように恋愛熱が高まるカップルもいます。これが離婚率の低さに一役買っているのです。

★自分を見つめ直し、選ばれることを意識できるようになる

自分に都合の良い理想ばかり掲げて結婚相談所に入会しても絶対に良縁はつかめません。多くの人は結婚相談所に入会してからその厳しい現実を知り、一時は路頭に迷うのです。
自分は結婚相談所での市場価値がどれくらいなのかを客観的に把握できることはとても大きいです。そして、自分が選ぶのではなく、お相手から選ばれることがどれだけ大切で大変なことか身をもって体験します。
そのため、ほとんどの人は謙虚に自分の今の立ち位置を見つめ直すことができるのです。
これは同時に相手にも寛容になれ、許容できることも意味します。これが
結婚後に「二人で理想を作り上げよう」という意識を高めます。そのため離婚率が低いのです。

★親や親族を味方に付けられる

「結婚したいのに親に反対されている」という話を聞いたことがありませんか?基本的に親は子どもの結婚を考える際に、どうしても相手のスペックが気になってしまうのです。
どんな仕事をしているのか、年齢はいくつか、出身や親きょうだいはどういう状況かなど。また、たまに顔を合わせた時の態度や話し方などから想像を膨らませることもあります。
結婚を望む本人は、お付き合いする上でお相手のスペック的な要素よりも人としてのいい面をきちんと理解しており、結婚の意思を固めています。ですが親はそこまで分かっていないのです。
その点、お見合い結婚であればお相手の状況は最初からある程度公開されるため、両親からの理解を得やすくなります。
最初から親や親族が祝福してくれる要素が多いのがお見合い結婚の特徴です。離婚率が低いのも納得できます。

★年齢が高い、バツイチなど訳アリでもお相手を探しやすい

40代以上になると自然な出会いは極端に減ります。バツイチも同様です。
特にシングルマザーやシングルファーザーは、子どもとの生活が最優先。仕事が終わったすぐに帰宅しますし、仕事が休みの日は子どもと過ごすことが多いでしょう。
このように、自然な出会いが難しい状況の中にいる人でも、結婚相談所であればさまざまな事情を組んだうえでお見合いに応じてくれるお相手を探せるため、お相手の理解がより得やすいのです。
自分自身も、不利な状況なのにご縁をいただいた、とポジティブになれるため、何かあっても離婚がよぎることは少なくなります。

作成:2018.3/19(更新:2021.2/6)

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