友達婚って知ってる?友達婚のメリットデメリット

婚活男女の間で近年注目されている「友達婚」をご存知でしょうか? 「親友婚」などとも呼ばれていて、文字通り異性の友達や親友と結婚すること。 結婚というと恋愛関係の先にあるものだと思われてきましたが、友人同士がお互い恋愛感情を抱くことなくそのまま結婚するケースも珍しくなくなりつつあるのです。 今回はそんな、恋愛感情に縛られない結婚スタイル「友達婚」について解説したいと思います。

■友達婚とは?

友達婚というのは、恋人ではなく友人関係にある二人が結婚すること。お互いに結婚を決めた時点で恋愛感情を抱いていないというのが特徴です。 交際せずに結婚するという点では「交際0日婚」と共通していますが、元々パートナーと友人や親友という関係だったところが大きな違い。

世間的にはよく「男女の友情は成立しない」なんて言われますが、友情が成立したうえで結婚するのが友達婚です。 友達婚というスタイルを選ぶ男女のほとんどは、長い間友人関係にあった相手とずっと一緒に生きていきたいという思いが強くなって結婚しています。お互いをよく理解し合っているうえに、恋愛みたいに気取ったり頑張ったりする必要がないため居心地が良く、長く一緒にいてもストレスが少なくて済むのです。そのため、友達婚は理にかなった結婚スタイルだともいわれています。

これからの時代「恋愛相手としてはお互いタイプじゃないけど、生活するには相性良さそうだから結婚しようか」という柔軟な結婚をするカップルは、より多くなっていきそうです。  

 

■友達婚のメリット

友達婚カップルは対等な関係を継続させやすいため、幸福度も高くなるという調査結果も報告されています。 そんな友達婚の具体的な良さをみてみましょう。

●自分の理解者がパートナー

友達婚カップルは、結婚する前の友人同士の付き合いの中ですでにお互いの長所や短所を理解しています。これまでお互いにいろいろと相談し合ったり、愚痴を聞いてもらったこともあるでしょう。 結婚後も友人関係の延長として気取らない素の自分を見せられるため、長く安定した結婚生活が続けられます。一般的な恋愛結婚とは少し違って、長年の友達付き合いでお互い尊敬し合い対等な関係が築けてきたからこそ、穏やかな結婚に繋がるのです。

●趣味・嗜好が近い

長い間友達だった二人は、共通の趣味や好きなものが近いパターンが非常に多いです。だからこそ親しくなれたともいえるでしょう。 そんな二人は結婚後もそれぞれ好きなことをお互いに気兼ねなく、さらには一緒に楽しめるため有意義な時間が過ごせます。 そもそも性格や価値観が似ている友達婚カップルはどちらかが無理して合わせるような必要がなく、長く一緒にいても不満を抱きにくいという相性ぴったりの二人なのだといえるでしょう。

●友情は冷めない

恋愛が盛り上がった末に結婚したカップルの場合、家での相手のだらしない姿を見て急に冷めたなんてよくある話。一方、最初から相手に幻想を抱いていない友達婚では相手に冷めるということがありません。 また、どうしても恋愛感情には嫉妬や束縛といったトラブルもつきものですが、友達婚は恋愛感情に振り回されずに穏やかな気持ちで結婚生活を送ることができます。それどころか、「お互い恋愛は家庭の外でするもの」と決めておくこともできるのです。

 

■友達婚のデメリット

人によっては良いことづくしのように思える友達婚ですが、当然ながらデメリットといえる点もあります。特に友達婚に興味を持った人はぜひ覚えておきましょう。

●周囲に理解されにくい

まだ一般的とはいえない友達婚には、家族や友人たちなど周りの人に理解されにくいという一面があります。結婚は恋愛関係の先にあるという考えが常識とされているので、友人のまま結婚するというスタイルに周囲は心配するのです。

特に、親が孫の誕生を強く望んでいる場合は期待に応えられないこともあるため、結婚を反対されるかもしれません。もちろん、両親もパートナーのことを昔からよく知っていて歓迎されるケースもあります。

●子ども問題

恋愛感情のない友達婚カップルは性交渉をしないケースが多いため、子どもが欲しいから結婚したいという人には友達婚は向いていないといえます。 男女といえど友人関係のまま結婚している二人なので、そうした行為に至らないのも自然なことかもしれません。

しかし結婚後もしどちらかが子どもが欲しいと思ったとき、パートナーと子作りができるかどうかという壁にもぶつかってしまうのです。 子どもについての考えを理解し合うことは恋愛結婚のカップルにおいても同じく大切ですが、友達婚をするなら特に、結婚前にお互いの考えをすり合わせて理解する必要があるでしょう。

●パートナー以外との恋愛

結婚後も以前のように「好きな人ができたんだ」と報告し合えるカップルなら、自由に婚外恋愛できるのは友達婚のメリットといえますが、そうでない場合は家庭の外に好きな人ができた時に困惑してしまうでしょう。結婚までしたかけがえのないパートナーに対する罪悪感に苛まれるかもしれません。

しかし友達婚だからこそ、恋愛についてもお互い気軽に相談し合えるような仲を結婚後も継続することは可能です。他の誰よりも理解し合えるパートナーシップを築くことが大切といえるでしょう。

 

■友達婚に向いている人

ここまで友達婚のメリットとデメリットをみてきましたが、それでは友達婚に向いている人はどんな人なのでしょうか? 友達婚に興味の沸いた皆さんは、ぜひご自身が向いているかどうかの参考にしてみてください。

●恋愛するのが面倒な人

友達婚は、「もう恋愛なんてしたくない」という人に向いている結婚です。刺激的な恋愛をするより気の合う友人と共に暮らしたいという思いがあるなら、友達婚はベストな選択でしょう。

一般的には結婚願望のある人が婚活するとなると、出会ってから好きになって交際して…といった段階を踏みますが、友達婚なら面倒な恋愛というステップを飛ばすことができます。恋愛に疲れてしまった人や駆け引きが面倒な人、そもそも恋愛に興味がないという人には、恋愛関係にない気楽な友達婚がおすすめです。

また、世間体や親孝行のために結婚はしたいけど、恋愛感情を持てるような相手に出会えないという人も、友達婚をするのが近道かもしれません。結婚を豊かな生活を手に入れるための現実的な方法だと考えているにとっても、友達婚は幸せな結婚生活を送るおすすめの選択肢です。

●夫婦二人で暮らしたい人

前述しましたが、恋愛感情のない友達婚カップルは結婚後も子どもをもうけないことがほとんど。そのため、自分の子どもが欲しいという願望がなくこの先も夫婦二人で生活したいと考える人に向いています。

夫婦二人なら子どもがいる家庭に比べて金銭的な余裕が持てたり、時間的にもゆとりをもって暮らせるでしょう。 子どものいる家庭だけが幸せな家族ではありません。仕事が忙しかったり親の介護に尽力する人など、家庭の事情や生活スタイルはそれぞれ。

燃えるような恋愛の末に結婚したカップルとは違っても、互いを理解し支え合える友人と一緒に暮らすのもすばらしい結婚生活です。そんな、夫婦二人だけの生活を理想的にとらえている人にとっては、友達婚はメリットの多い結婚スタイルだといえます。  

 

■友達婚した有名人カップル

近年では芸能人や著名人の間でも友達婚が増えつつあります。 先輩カップルの出会いやライフスタイルはどのようなものなのでしょうか?。

●真矢ミキさん×西島数博さん

女優の真矢ミキさんが結婚したのは、6年来の親友だったバレエダンサーの西島数博さん。 「恋愛抜きで相手を思いやれるからこそ、良い関係が築ける」という西島さんの言葉に惹かれ、交際をスタートさせたのだそう。元々親友同士だった二人は後に、自然に結婚する形となりました。 真矢さんは当時ブログで「その友情の延長線上に」と報告していました。

●能町みね子さん×サムソン高橋さん

テレビのトークバラエティでも人気のコラムニスト能町みね子さんは、ライターとして活躍するゲイの親友のサムソン高橋さんと結婚しました。

能町さんは数年前に突如「恋愛をすっ飛ばして結婚したい」と思ったそうで、当時の仕事や生活の立て直しを図るうえでも「絶対に恋愛に発展しないゲイ男性と結婚すればいいのでは」とひらめいたと話しています。

●中村うさぎさん×外国人男性

ゲイとの友達婚といえば、1997年に結婚したライターの中村うさぎさんは先駆けといえるでしょう。 日本に留学中だった香港人の親友男性のビザが切れた際に、このまま日本に在留できるようにと中村さんから結婚を提案したそう。

性交渉のない夫婦ということで当時マスコミには「偽造結婚」と騒がれていたようですが、その後20年以上も結婚生活が続いていることで二人の信頼と絆は証明されたといえるでしょう。 かつての日本では結婚は家と家の結びつけるものという考え方が強く、親が決めた相手と結婚するのが当たり前という時代がありました。

家族や親せきが勧める人とお見合いするスタイルは現代にも残っていますが、あくまで少数派。自分の意志で選んだ恋人と結婚する恋愛結婚が主流で、結婚相談所を通したお見合いをする人でも、選んだ相手と交際期間を経てから結婚します。

「恋愛の惚れたはれたはもう要らないけど、一生味方になってくれるパートナーがほしい」という人は、友達婚を検討してみてはいかがでしょうか? 不倫や束縛といったトラブルも起きにくいので、友人として平穏な生活を維持したいと考える人にとっても、メリットが大きい選択肢だといえるでしょう。

作成:2017.12/22(更新:2021.1/19)

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