結婚は「恋愛」だけが目的ではない!様々な結婚の形

年齢が若いうちは「恋愛」のあとに「結婚」があると考え、結婚相談所のお見合いでプロフィール検索する際もルックスや収入などの要素に惹かれていたでしょう。
しかし今や「人生100年時代」といわれ、日本人の平均寿命は過去最高を更新中。
晩婚化が進み、40代をすぎて婚活を始める方も増えており、そういった方は結婚に求めるものが「恋愛」だけではなくなってきています。
20代、30代で婚活中の方の中にも「恋愛」を目的としていない結婚を望んでいる方もおり、結婚の形は多様化しているのです。
こちらでは多様性をみせる結婚の形と40代以上の婚活世代が求める結婚の目的についてご紹介します。

晩婚化と目的の多様化を見せる結婚

日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳と過去最高を更新中です(2019年厚労省調べ)。
長く人生を過ごしていくと、20代のうちに恋愛結婚した方もパートナーと別の人生を歩んだり死別したり、価値観が変わったりしていきます。
再婚率があがり、晩婚化もこのまま進むとさらに結婚に求める価値観、目的が変わってくるでしょう。

40代前半までであれば、「結婚」を「パートナーと幸せな生活を送ること」という恋愛要素を含む目的から、「子どもを生むため」という目的まで考えることもできるでしょう。
40代後半以上になると「老後を楽しく健康に生きるため」という目的で婚活を行う人も増えてきます。

もちろん共働きで子供を意識的に作らない、持たないDINKSという形もあります。これも価値観・結婚の形の多様化です。
生涯未婚率は上昇していますが、40代、50代以上の婚姻数も年々上昇していることから、結婚の形の多様性を表していると考えられます。

40代以上の独身男女が婚活相手へ求める条件とは

全国の40歳以上の独身男女312名を対象に行われた、株式会社リンクバルと株式会社エクシオジャパンの『結婚観調査』を結婚の形の多様性を示す指標として見ていきましょう。

Q.「あなたが相手に求める条件をお答えください」

●「人生観の一致」・・・53%
●「思いやり」・・・50%
●「健康」・・・30%
●「趣味や好みの一致」・・・28%

「人生観の一致」「思いやり」が半数以上を占め、ついで「健康」「趣味や好みの一致」が約30%を占めていることから、40代以上の方が婚活相手に求める条件は「ルックス」や「収入」ではなく、自分との相性やお相手の内面を重視していることがわかります。
年齢を重ねるごとに「健康」が重視されているのもシニア婚活における結婚の形と言えるでしょう。
一緒に過ごしていて、自分自身が「楽しい」と思えるパートナーを40代以上の婚活では探す傾向にあります。

Q.「どのようなイベントに参加したいですか?」

●「相手のプロフィールを見ながら1対1で話ができるイベント」・・・46%
●「同じ趣味を持つ人が集まるイベント」・・・37%
●「体を動かしながら交流できるイベント」・・・7%

「相手のプロフィールを見ながら1対1で話ができるイベント」がもっとも多い結果となりました。
ついで「同じ趣味を持つ人が集まるイベント」という結果に。
共通の趣味が見つけやすく、会話も弾むため一気に距離が縮まるのでしょう。
やはり人生観や趣味、好みの一致がお相手に求める条件として多いので、人生をともに楽しめるパートナーを見つけるにはこういった婚活イベントがうってつけなのです。

結婚相談所のお見合いになるとさらに深いプロフィールが確認できるので、求める条件を絞った出会いが叶うでしょう。

さまざまな結婚の形

40代以上の結婚はもちろん、20代30代の方の結婚も共働きが当たり前の現代においてさまざまな結婚の形が生まれています。
「婚活、恋愛からが普通の結婚で、結婚をゴール地点」としている方からはなかなか想像がつかないかもしれません。

しかし、結婚は人生の通過点にしかすぎず、そこはパートナーとの新たな人生のスタート地点です。
お互いの価値観をすり合わせ、自分たちならではの結婚の形に落とし込んでいくことが今後の結婚の形になっていくでしょう。
例えばどのような結婚の形があるのか、実際に多様な結婚の形を選択した夫婦の声とともにご紹介します。

チーム婚

「夫は子どもを産んで育てていくという同じ立場のパートナー、チームメンバーといった存在でした。二人目の子どもが2歳の時離婚しましたが、その理由は「この人がいる限り私は仕事ができない」というもの。離婚した今では苦楽をともにした親友という関係になっています」(32歳/化粧品メーカー)

婚活をしている時点で「結婚は子どもを産み育てることが目的」だったという女性は、結婚相手は共同作業をしていくパートナーであるとして結婚しました。

子どもを育てていく間にフルで自由に働けるパートナーを見ていて、自分はこのままではダメだと思ったとのこと。子どもを産み育て、育休も比較的周囲の目を気にせず取得できる女性の方がどうしても家事育児の負担が男性より大きくなります。そこでチームのバランスが崩れてしまいました。

お互いに自立しており、最終的に崩れてしまいましたが利害が一致した結婚の形です。
離婚後も親友としてお付き合いがあるということもチーム婚の特徴といえるでしょう。

事実婚

「パートナーは誰よりも大切な存在ではあるけれど、何も言わなければ周りからは普通の夫婦とかわらないので、結婚という形に縛られない「事実婚」を選択しています」(41歳/IT関連)

40代以上の方で「入籍」にこだわらない結婚の形を求める方に多いのが「事実婚です」。
若い世代にも「結婚はしているけど入籍はしていない」カップルが増加傾向にあります。
婚外子の問題や社会保障などを受けられないケースもありますが、形にとらわれない夫婦が、法律上「ただの同居人」という結婚の形を選ぶのでしょう。

共生婚

「独身のように自由に過ごしたいけど、世間体があるから結婚しただけ。食事は気が向いた時に一緒に食べるし、ベッドルームは別。誰とどこに行ったなど干渉せず、必要以上にお互い恋愛感情があるわけではない。このくらいの関係性が心地よいと感じています。(34歳/保険会社)

価値観が同じで、一緒に暮らしていて入籍もしているけれど、「同居人」「ルームメイト」といった意識が強いのが「共生婚」です。
夫婦として過ごすことはほぼないけれど、法律的には夫婦であるという結婚の形です。
60代以上になってくると「一緒に暮らすこと」が結婚の目的となり、こういった結婚の形も多くなってくる可能性があるでしょう。

若い世代では「結婚はしたい・結婚しているようにみせたい」けど「相手に束縛されるのは嫌」という男女の結婚における選択肢といえます。
ただし、こういった形をとると年齢を重ねた時の信頼関係によってはお互いに別の道を歩くタイミングがきてしまうかもしれません。

友達婚

「子どもがほしかったですが、同性愛者なのでそこを理解してくれるパートナーが必要でした。そして子どもがほしいだけでなく、結婚をするのであれば一緒に暮らすのが当たり前と思っていたので、同性の恋人は他にいましたが、結婚相手もその子どもも大切にしたかったため、選んだ結婚の形です」(40歳/アパレル)

「共生婚」と似ていますが、こちらはお互いに干渉しないという「共生婚」とは違い、同居人と一緒に共同生活をしていく結婚の形です。

恋愛感情をもった独身男女が家庭を築くことが「普通婚」として、同性が恋愛対象である人、他者に対して恋愛感情を持たない人、性的欲求を抱かない人、といったマイノリティの方が家庭を築く結婚の形を「友達婚」と位置づけられています。

「友達婚」の中にもさまざまな形があり、住まいを同じにせず入籍だけするというカップルも。
異性の結婚相手がいながら同性のパートナーの存在を理解してくれるという結婚の形は、生き方の多様性を求めている方が一定数以上いるということにもつながるでしょう。

週末婚

「婚活中も成婚してからも子どもが生まれてからもお互いが仕事第一なので、ずっと遠距離で一緒に暮らしたことはないです。子どもはいますが週末に家族の時間をもつくらいの生活を続けています」(42歳/金融機関)

家庭よりも仕事を一番に考えるカップルの結婚の形です。どちらかが仕事をやめて家庭に入るなんて絶対にありえないと考えています。
「チーム婚」と似ていますが、こちらの「週末婚」の場合は、子どもが生まれてもすぐに職場復帰をして、夫婦で一緒に子育てという概念はありません。
週末だけ家族としての温かみを味わう生活が、キャリア志向のカップルにとってはちょうどいいのでしょう。

別居婚

「仕事の都合上今はどうしても一緒に暮らせないので、別々に暮らしています。特に夫婦仲は変わらないので問題はありません」(48歳/公務員)

急な転勤や海外勤務などを理由に「別居婚」を選択している夫婦はたくさんいます。「ずっと別々に暮らすわけではない」「夫婦仲は変わらない」ということです。

もちろんそういった理由がなくともあえて「別居婚」という形をとっている夫婦もいます。
「一緒に住むと飽きそう」「自由がなくなりそう」とのこと。
いずれ一緒に暮らすと考えているわけではない夫婦の場合、恋愛のドキドキや結婚して一緒に暮らすという安心感を求めていない結婚の形と言えるでしょう。

幸せの形は人それぞれ

40代以上の方が婚活の先に求める結婚の形の多様性についてご紹介しました。
若い世代でも結婚を恋愛の延長線上にあると考えていない方はさまざまな結婚の形に落ち着いていることがわかったのではないでしょうか。

今シニア世代は婚活をしている方がたくさんいらっしゃいます。
人生観が一致する方との出会いに恵まれれば、これまで重ねてきた経験値のもと幸せな結婚生活を送れるでしょう。
気後れせず、普通の結婚の形にとらわれず、あなたが求める幸せの形を求めて積極的に婚活してみませんか。

 

作成:2018.11/30(更新:2021.2/18)

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